izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

大脱走


脱走に成功しました。

浜田クリニックに来られていて気に行っている先生の勤務先を疲れを取るのに紹介して頂いたのですが、真っ青な場所でした(笑)

私の入院はいつも任意であり、自分の意思で退院が可能という安全の約束事がございます。
しかし、何故か任意なのに家族が来ないと帰れないという不思議な決まりがあったのです。
私は画材込みの大荷物を持っており、「いやなら帰れ」と高圧的で使いパシリの子供さんから(その人大学出たて医者)から言われ、そういう扱いは受けたことは無く、びっくりしました。


そして入院してしばらく、他の患者の会話を聞いていたところ、ココはうつ病に低めの電気を流して治療(出来ない事は医学者薬学者読みまくった私には当たり前の常識です。
逆に少しづつ人格が破壊されてしまいます。)

これはヤバい!と気がついたら、私はその日の夕食から拒否し、(ご飯の中に薬を混ぜて、無理やり食べさせる手法があるからです。もちろん飲み物も用意されたものは手を付けない方が良いのです。
私はそういうものにも薬物を混入する現場に携わった事があるのでたまたま知っています。)

何故、そこまで疑ったかと言うと、普通、入院中の目覚めは概して不愉快なものです。

しかし、何故か強い幸福感のうちに1日目、目覚めて、こういう事から推測して、モルヒネか何か、麻薬的なものが仕様されたのを疑いました。

そしてココの患者は5〜7名程度以外が意思疎通不可能であり、
どう考えても変な世界だったのです。

現在医学で考えられない程の患者の人格崩壊をそこで見ました。

とりあえず、頭に通電する医療における唯一の目的は、患者さんを大人しくさせる事であり、それには大幅な人格荒廃という副産物が付いてきます。

とりあえず、朝になって、私の大事なボッティチェリ(主人・私と別の分野の障害があり、自力で外出はほぼ難しい人です)が、迎えに来てくれなかったら、どうなっていた事か!
また少々はいらっしゃる読書のみなさまに、和泉暁絵は現実を曝け出して書いて、助けを求めた訳であります。

ココにいたら処方以外の薬物によって、言いくるめられて、そして抵抗したら、家族を騙して医療保護入院に切り替えたり、場合によっては自傷他害があったといい、措置(強制)入院に切り替えたり、無くてもそう見せかける事が可能である扉を閉ざされた密室に患者は置かれる立場なのです。

普段がかりの病院はたいへん良心的でしたが、今回、少々、そちらが不愉快なケースが生じたためのやむなくでした。

どりあえず、知っている多くの方に今回の顛末を共有して頂いたり、読書の皆様のおかげを持ちまして、無事、無傷で生還致しました。

国立精神神経研究センター病院にはBANANA FISH 実験病棟が存在しています。
決して騙されてはいけません。
BANANA FISHの国立精神衛生センターがやっていた様な実験のモルモットにされて、自我を破壊されてしまいます。