izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

新たなる地平に目を向ける


キュビズムを意識して描いた裸婦像。(F4)

ここのところ、抽象画などに関心を寄せています。
ずっと、殆ど具象を描いて来ましたので、ある意味、別の地平を見つめております。


半具象半抽象。(F3)

存在する世界を描いて来た人間にとって、抽象画を描く事、それそのもの難易度が結構、高いです。


裸婦をベースに使用しています。(F4)

とりあえず、知らない世界を学習しようとしていますが、基本的には、私は具象絵画をつくる画家として、今後も描いて行くのだと思います。


初めて描いた抽象画に加筆。(F0)

油彩の洗浄に使える画期的な水性クリーナー


強力水性ネオクリーナー。

最近、先輩にあたる人に、水性のブラシクリーナーの存在を教えて頂き、購入、使用して超ビックリ‼️

まず使用直接は筆をふいて普通の油性のブラシクリーナーで軽く洗います。

が、その後、このこの水性の筆洗液に筆をつけて暫く放置。で、

あとは石鹸で軽く擦って、リンスする私はリンスをつける。そしてキッチンタオルでふくだけで良い。という、油絵画家の皆さん待望の商品が既に発売されていたのです。

固まった絵の具もOK。アクリル絵の具でも落とせる❣️

という超便利品です!!

しかも独特の油性の筆洗液の、あの匂いは、全くありません!

でもこれどうやって捨てるんだろう?水性だから下水道に流してOKなの?

それとも油性のブラシクリーナーの様に固めて捨てたり、天ぷら油と同じにするの?

という一抹の不安があり、いくらネットをググっても、油由来のブラシクリーナーの捨て方ばかりで、どこにもこの水性クリーナーの捨て方は記載されておりません。

勿論、クリーナーに関するメーカーとかの説明にもありません。

結局、先輩に伺いました。
水性クリーナーは、もったいないから捨てるとか考えなくて良い。
水性クリーナーが少なくなったら新たに水性クリーナーを足す事。
それを繰り返して水性クリーナーの下の方にドロドロしたものが溜まってきたら、水性クリーナーの水分を別容器に移して、ドロドロが溜まっている部分をふきとって、洗い、また別容器に移した水性クリーナーを使用すると良い。
という事です。
なんて素晴らしい❣️

固まった絵の具を落とせるので(アクリルでも落とせるらしい。未体験。)これからは筆にはストリッパーいらず!

ダ・ヴィンチが「彫刻家と違って画家は優雅だ。」と言って、ミケランジェロを怒らせたそうですが、彫刻家を例に上げるのは間違っているとしても、

この先はなんとも優雅に絵を描ける時代がやって来ているのですね!

※もしかしたら水彩絵の具用の水性筆洗液や水性クリーナーが存在するかも知れませんので、油彩絵の具に使用可能かなどご確認の上で、ご購入されるのをおすすめします。

滝の絵の変貌


「滝」「キリストの洗礼」転じて「ルルドのマリア」(マリアの顕現を霊視した少女・ベルナデッタは特秘中です。)

ダ・ヴィンチの黒い聖母、現在はこの姿ではありません。
本日、向きや目に注意して、よりダ・ヴィンチの聖母(向きは反対)により、近づけました。
先に滝右半分、P100の部分を描いたところ、水の色が青っぽくなり、キリストとヨハネの腰の上まで水に浸かりました。


本日、写真を撮り忘れましたが、かなり左S100号と右P100号の滝の水の色を近づけ、
キリストとヨハネの腰の下あたりがよく見える様に描きました。 

滝の中腹には、アブラハム、イサク、サラ、従者、ロバがいますが、ここもこれからしっかりと仕上げて行きます。

「ルルドのマリア」?の一部となった洗礼者ヨハネと洗礼を受けるキリスト


描き直した「キリストの洗礼」

この作品はS100とP100の連結作品で、ルルドのマリア像の右端になります。
キリストのモデル、ロバート・プラントを、聖母を描いたのと同じ手法を使い、髪の毛を一本づつ丁寧に描く感じでのぞみました。
ヨハネに扮するジョン・レノンも目や顔立ちを似せました。

ルルドのマリアのある部分との連結が待ち遠しいですw

「ルルドの聖母」に挑戦


レオナルド・ダ・ヴィンチの聖母をミラー機能で右向きに。

今回は「ルルドの聖母」を描くために、模写の対象を大好きなボッティチェリと、個人的に気味の悪いお人と思っております、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵から探しました。

両方ともに、右に顔を向けた聖母像が、めちゃめっちゃ少ないのです。

今回、絵の左端に描くので、聖母は右を向いている必要があります。


まあ描き易さのせいかも知れません。
右利きの人間は左向きが描きやすいと思います。
でも左効きだと逆です。

そうなると、何故だ!?と思ってしまいます。
ボッティチェリは右利きかも知れません。(でも左効きかもしれませんが)、

レオナルド・ダ・ヴィンチについては、左効き説と両効き説があります。
(実は両効きでむしろ右効きなのでしょうか?)


ボッティチェリでは一点、右向き聖母を見つけております。


こちらになります。目がきつくて、ルルドの聖母の私のイメージに合わないです。

結局、今回は、ちょっと変なダ・ヴィンチの聖母を選びました。

何が変かと云うと、カトリック(聖母を崇める主な教団)においては、聖母の服の色が、決まっています。

ヨハネには赤い衣を着せるみたいに決まっています。

それは赤と青と白で、そのうち二点を組み合わせる場合もあります。


前回、描きました「ザクロの聖母」のやはりミラー機能で向きを変えたものの模写。
見事に赤、青、白で成り立っております。
(前にいるキリストは成人姿)

ところがダ・ヴィンチのこの聖母は青というより黒衣。
しかも黒い宝石を身に着けています。

え、いいのか?これ?と思いました。
とりあえず、最初は光輝く岩からなる画面を暗くするのが目的で、この聖母を選びました。

しかも他の羽織っている衣の色が、オレンジで、一般的な聖母の服装のセオリーから逸脱しています。

ダ・ヴィンチはにこやかな聖母を描く点でも他と異なっています。
ボッティチェリの聖母もミケランジェロピエタも、処女にして神の子を産まなくてはならない運命、そして、おそらく自分より先に神の子として死んでいく、あるいは死んで行ったキリストを抱いて、ただただ無表情をしています。

しかし女というもののおくゆかしい描き方を知っているはずのダ・ヴィンチの聖母は、普通の女性並の微笑みを讃えているのです。

この絵は前回、「最後の審判」に敗れた「キリストの洗礼」の描き直しに登場します。

「キリストの洗礼」は別のタイトルの別の絵として蘇ります。

描き直し中のジョン・レノン演じる洗礼者ヨハネと、ヨハネの洗礼を受けるロバート・プラント演じるキリスト。
(現在、描き直し中です。)

キリストの洗礼(滝の絵)が大脱皮中です


(向かって左側真ん中辺りにルルドの聖母を追加・滝の中腹/上部に神の試練によって試され許される聖アブラハムと聖イサク、アブラハムの妻サラ、ロバを連れた二人の従者を追加)


聖母は、ダ・ヴィンチのミラーコピーです。


ルルドの聖母の上方・中腹には3人の小人がいますw
というか描きかけで、小人は次の様に大脱皮の予定です。(現在、あたりをつけたところです。

結構、楽しく描いております。

ここのところ、ブログの頻度が減りましたが、やる事が多くて文章を書くのに裂く時間が減りました。
別にコロナになって寝込んでいるわけではないので、これからは絵自体に語ってもらう事が多くなる事を目指そうと思います。