izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

とうとう5回で仕上げる新制作に突入しました


インド神とユダヤ教典(旧約聖書)の天地創造を描いた自宅の絵、先生のOKが出ました。


先生方も出演するこちらの絵は、やはり、フェイス展に向いている。と言われ、新制作に出すのを見送られる事になりまして、

とうとう残り5回で仕上げる絵を描き始めました。
白いキャンバスを埋め尽くさねば落ち着かない性分の私は一番自分にとって面白くない分野、風景の写真の模写をある程度し、動物を何か描いてと言われて、まずウサギを描きました。

しばらく描き進め、何しろつまらないので、鳥と鳥の死骸を描きました。

すると先生は、ウサギの死体も描きなさいとおっしゃるので泣く泣くウサギの死体を描きました。

期待に過ぎるほど答えてしまったのか、先生は他の受講生を教えるのに、和泉さんの描き方だと、和泉さんの場合は、と色々話しているのが描きながら聞こえました。

なーんかマズくない?これ....。
と、思っていると、やはりの事態が起きてしまいました。

いつもお互い遅くて一緒に帰る子たちが私を放って帰ってしまったのです。

「君は上手いんだから上手いと思っていいんだ!」という先生のお言葉を聞いたのは私だけではないのです。

自分にとってただただつまらない、風景、動物の絵を描いて、私は仲良しさんに去られ、代わりにクラス唯一の男性が、私が絵を包むのを手伝って下さいました。

彼も一人きりの男性として、孤独をいつも味わっているかも知れません。


新制作の求める作品を知らず、本日の資料として今朝、描いた天女像の走り描き。(F8)