izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

師と個展を行った画廊関係者の確執


ここから描き出した絵、サロンブランで上がりました❣️


5月30日から6月4日まで銀座中央ギャラリーで個展を行いましたが、今まで教わった、ある先生と話す機会があり、銀座中央ギャラリーの画廊主のプロデューサーにあたる山本冬彦氏などについて問い合わせを致したところ、「不和」というか、アートにおける考え方が真逆である事が判明しました。

コマーシャルな可愛い絵をプロデュースする山本氏と、芸術至上主義の師との間に相互不和が漠然と生じていた事が後になって分かりました。

師も画廊名で山本氏の存在は知るを得ず、私もグループ展でゆう画廊様に在廊していた時、「銀座中央ギャラリーといえばコレクターの山本冬彦氏を知っているんだね?」と、お客さまに聞かれ、「いいえ。」と答えながら、(聞いたところによると日本一の)コレクターで銀座中央ギャラリーで色々主催をしている人。奥野ビルにはその他のコレクターさんも来るらしい。という情報しかありませんでした。

2日目だったか山本氏、ギャラリーに初めて顔をお見せになり、画廊主が和泉さんの師についてご存知ですか?と山本氏に質問。
「知っているよ。」
とだけ山本氏は返事をしていますが、私の居ないところで色々、話はあったと思います。

画廊主は有名人である私の師を知らない、珍しい人でした。
(師は銀座の画廊界隈では知らない人は少ない名物みたいな人です。)

今回銀座中央ギャラリーで展示した作品は3点を除き、4号以下の作品で、「売りたければ小さい作品を。」というのが画廊主の希望で、40点くらい描いたら個展を。という記事をインターネットで目にし、殆ど6号〜50号で40点くらい描いたところで(SM1点、4号は2点しかなかった)個展を申し込んだ私には、数ヶ月で画廊主が「多すぎ」という事で飾り切れない30点を制作したため、私はかなりの速書きを行なっており、偶然に出来た秀作もあるけれど、もうひと加えが必要な作品もありました。

勿論、一度、病気でキャンセルして、再度申し込みしたわけですから、時間はあったかといえばあったになりますが、私は一度OKを自分で出すと、捏ね繰り返す事はしないし、去年と違って忙しくなっていました。

ところが画廊主に(2日目位にもし今度するなら、レンタル割引きありますか?と聞いた私も問題ではありますが、)厚塗りしたら良かったのに。と、言われるのは、まあありかと思うけれど、「犬、猫、抽象を描いて下さい。人間は3分の1以下で。」と言われて呆気に取られていました。


そりゃ自分が描きたい気分の時は犬も猫も描きますが。

また、「あなたはもうすぐ死んじゃうんですよ。(おそらく若くはないという意味でしょう。)いつまで先生に習っているんですか?」
「あんなお年寄りの先生に習っていたら、あなたの絵も自然と先生に似てしまって、古い絵を描いてしまうんです。」という言葉もあり、「現在別の先生に習って、家でも大きな絵を描いているので小さい絵を描く時間が取れません。」と、かわした私に「(その先生の授業を)休んじゃえばいい。」とおっしゃるのです。

というか現在アートスクールで習っているその先生は一応Wikipediaにも載っている、ゆう画廊の画廊主も知っている有名人なのですが...。

安価のレンタル料金に魅かれて、根本的な画廊選びを間違えてしまいました。

ブルースシンガーに「ポップスを歌え。」と、言っている様なもので、客層のニーズも全く違ってしまったと思います。

今回の個展は成功ではありませんが、私には勉強になり、自分がその師の元で先輩だったIさんの様に、絵をグループ展、個展市場から始めて売って行くタイプではないのが分かりました。
コマーシャルな絵はそもそも描く気はないです。

そして私は師に時代の申し子と呼ばれましたが、芸術の申し子でこそあろうと思います。

あくまで芸術の売り場としての個展活動を今後、行なって行こうと思います。