izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

ああ、画家の道を目指して良かった!

大賞展を目指しています。

今日はとても楽しかったのです。

何だか2週間ぶりにアートスクールに到着すると、なんだか手前の女性像が(赤紫の服を着てたのですが、)ぶれて、ガラス細工の岩場になろうとする私の絵の岩に、まるで血を散らす様に赤くぶれてしまっていたのですが、本日、抜本的な描き直し。

いつもは「君は描くのが早くていい!」とおっしゃる先生が、岩場をまさにガラス細工の岩場とするため、ちょっとやそっとではOKを出して下さいません。

ところでアクリル絵の具を主に使われる方はメディウムを多様されますが、実は油絵にもいくつかメディウムが有ります。

「早く乾かせないでしょうか?」と、画材店のお姉さんに尋ねたところ、速乾メディウムというのを誰もが買ってしまうのですが、はっきり言って、絵が時が経って割れてしまう恐れがあるわけで、それは作品を捨ててもいい人か今日明日勝負の美大生とかが持っているのでは?と思っていました。

しかしかつて最初のこのアートスクールの先生にダンマルメディウムの使い方を教わっております。

「君、ここはネバネバのメディウムでドロドロにして白い曲線を入れるといいんだよ。」と先生。 ずっと長く習った師は仰らない事でした。

「ダンマルメディウムでも?」と伺うと、「それでいい。」と。

でも私は懸念するところがありました。

ダンマルメディウムで描いた初めて入選した絵画は、とても傷つきやすく、はっきり言って保存が大変でした。 ダンマルメディウムを使用した初入選作品 (更に加筆)

その懸念を先生に言うと、それはダンマルメディウムをダンマルペインティングオイルで伸ばして使ったためで、メディウム自体をベトベト筆に付ければその懸念は全く無いとおっしゃるので、「その頃、古典絵画にハマって購入したコーパルペインティングオイルだとかその他ワニスなど、色々不明の製品が私の自宅奥に眠っています。と、申したところ 「持って来なさい、使い方を教える。」とおっしゃり、えええ、あの埋もれた宝の使い方が分かるんだwと私は嬉しくてたまりません。

そして今描いている作品を先生がとても気に入っており、それが私をとても嬉しくさせるのです。

絵を描く事は私を幸福にします。 師がご体調悪い時ですが、私のこの感慨の嬉しさを許して下さると思います。

師もきっとこんな喜びに包まれたり、戦ったりしてあれ程の絵を描いて来られたのだと思います。

京都で初めてこういうが師の絵なんだ!と、私は東京の個展では分からず、初めてその凄さを知ったのです。

絵が描ける事は素晴らしい喜びです!