izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

テンペラ画と先生との再会


昨日5月4日、不定期特別講座の「古典技法へのいざない」の様な授業を受けました。

テンペラ(卵を画材として使用する)という、ボッティチェリミケランジェロ大好き人間には一度は経験したい画法をご教授頂きました。

つい、また買い集めているラファエルのケブリン筆などが激安だったので、約5万円分も買い占めてしまいました。(その他テンペラ向きの絵の具やコリンスキーの細い筆も。)
今日、それを知った先生に怒られる事間違い無しです。


抽象画に人物を書き込んだ作品

でも、現代絵画を描きながら、中世のテンペラに思いを馳せる様に憧れるのです。

この濃い授業が終わった後、クラスメイトのグループ展を見に、銀座へ行ったのですが、先生が回復してお店に出ていらっしゃる事を聞いていて、先生のギャラリーにまず向かいました。


同じく抽象画に人物等を書き込んで完成させた「受胎告知」

先生は少し痩せて立っておられました。
しばらく会話して涙が出て来ました。
先生も涙ぐんでいる様でした。

私は和泉暁絵が大切な先生に引き合わされる運命があったと思い、それに感謝しました。
「先生がいらっしゃる限り私は先生の弟子です。」
と、私は言い、先生も喜んでくれた様です。
先生との師弟の絆を強く確認出来た日でした。