「御手(みて)」
父がこの世を去って2年が経ちました。
本日、ようやく亡くなった当日の法要を三回忌にして、初めて行いました。
和尚様がたいへん良い方で、とても機転を効かせて下さいます。
「養徳院寛雲義康居士」
「慈光」とかではなく「徳を養う」という院号は、「現在、徳を養い中」だった父にはぴったりで、父を人生を表わしています。
良寛さんの「寛」はくつろぐ。ゆるす。の意味ですが、のんびりとするという意味もあり、これも父にぴったり。
そして雲水とは行脚僧の意味だと思いますが、父は雲の中を歩く様な風合いが有ったので、この寛雲という言葉を選びました。
そして他の言葉を選んでいると、たまたま父の名(こうじ)の康に義という字が付けられ、義康居士となりましたが、他に妙やその他の字が全てで4種類有り、その内で多分、一番良い言葉である「義」がその上の「寛雲」を選んだ時についでについて来たのです。
三回忌を済ませて、ようやく喪が明けた少し清々しい感じがあります。
父の肖像画