izumi-akie’s diary

画家・和泉暁絵の部屋

その人が意外にもお元気で


「沈黙の川辺」女流画家協会展。
生と死を分ける絵です。

その手術を控えた大切な人が、昨日お会いしたら、意外にもお元気そうでした。

「リンパに転移してがんが全身に回ってしまった。もう現役を退く」と、お電話では言っていたけれど(その日は特に不調だった模様)、「切開して根絶手術を受けて、僕はまだまだ生きますよ。」と、ご本人は強気で、今、病院を調べて1番いいところで手術すると言っておられ、現役は退くけど、緩和ケアとかも全く望んでいない模様.

これからも生きて行くから、と言われて、私も安心しました。

緩和ケア病棟へ行って、一カ月で亡くなった方とか、知っており、(まあ、緩和ケア病棟を良くないと、言っているわけではないです。その人や場合によって選ぶでしょうし。緩和ケア病棟は自宅で抗がん剤抜き治療するのとは違いますから。)これから70代の老体に鞭打って、切開手術しても生きる方を選んだその方には、拍手です。

切開して根絶すれば、今は何年も寿命が伸びます。
緩和ケア病棟も仕方が無い時、後、人生に幸が少なかった父には、最期だけでも幸せを味わって欲しくて、緩和ケア病棟を私は希望しましたが、最後迄闘病を選んだその方はその方なりにご立派です。

私も家族の間で交わしている書面に、私自身が望まない限り、(もし助からない病気になったとしても)最後まで闘病と書いてあります。