「おんなの半生」
私は他の人々と違うバックグラウンドを持ち、人格障害(軽症境界例)という基礎疾患を持ち、母の失踪によりうつ病となり、莫大な効果を持つ薬によって、人為的に双極性障害とされました。(かと言って見た目で病気が分かるものではありません。)
しかし、絵を描くという行動は、私がいかに自分の病や一般の人の言う狂気から脱出するための、自分との戦いでもありますが、
もう一つ、私は他の人と変わらない、一人の人間であるという、人間証明ですらあるのです。
他は出来なくなった事(難しい家事を含めて)が多くなりましたが、絵だけは、これから先も描き続ける、描いて行く事が出来る、その事で誰かに影響を与えたり、もしかしたら誰かを私と一緒に心の病や、自殺から救う事も出来るかも知れない、
あるいは私の心の叫びが、同じ様な人生を歩いた誰かを、一人ぼっちから救う事も出来るかも知れない、あなたにも何かが出来ると確信させる事が出来ると常に思い、私は希望と幸せの中で、キャンバスを埋めて行くのです。
(これにて私の生い立ちのシリーズは終わりにします。)