もう一日で大体、仕上げます。F10。
昔、イギリスのウェールズの古城で、取った楽師達の写真を元にしています。
ウェールズというかその昔イギリスはケルトの国でバード(歌を奏でる魔法使い・ドルイドともいう)は歌による風評で王をも退ける権力があったそうです。
一番手前の歌う女性は女ドルイドの風体です。
私も小銭を入れて歌ってもらったのです。
彼女の声の美しさは写真に残る美貌とともに私の思い出の中で、まさに魔法使いとして輝いています。
この日はお祭りでした。
他の人々の踊りも美しかったです。
ただその時、私は今は触れない悲しみでいっぱいでしたけど、でも彼女の歌や人々の踊りはそんな私の心をも虜にし、いっとき私を夢の世界へ飛ばしたのです。
いくら月日が経とうが、いくらなにがあろうが、どんな思いをしても決して朽ちない魂をこれから先ずっと持って行く事が可能なのだと(私にはウェールズ語は簡単な言葉しか分かりませんが、)魔女のお姉さんはそう歌ったように感じました。
はるか遠きウェールズの山の向こうでは今でも。きっと。